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2023.02.27

◇ 作家紹介 ◇ 清水卯一

 

清水卯一(しみずういち)

 

1926年 京都に生まれる。
1940年 石黒宗麿に師事する。
1970年 滋賀県志賀町に蓬莱窯を築く。
1985年 「鉄釉陶器」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

 

清水卯一は京都市で京焼陶磁器卸問屋を営む家に生まれ、家業を継ぐため立命館商業学校へ入学するが、作陶に興味を抱き、同校を中退し、14歳で石黒宗麿に師事する。

その後、伏見の国立陶磁器試験場に入所し、日根野作三の指導を受ける。

初期の作品は主に、鉄釉や柿釉、天目などの鉄釉系技法に基づくもので、轆轤挽きによる端正なフォルムで独自の世界をつくり上げた。

 

1970年には、滋賀県志賀町の蓬莱山麓へ工房を移転し、念願であった登窯を築窯。またガス窯も設けて蓬莱窯と名付け、さまざまな作品を制作する。

この移転が転機となり、自宅周辺で採集した陶磁器に適した土や釉薬を新たな素材として加え、さらに作域を広げる。そして、若手陶芸家の指導に蓬莱窯を開放するなどして、積極的に後進の育成にも尽力した。

そして、土と釉薬の研究に情熱を傾け、青瓷、鉄耀、蓬莱耀、蓬莱磁など、伝統的な技術と豊かな創造力による意欲的な作品を次々に発表し高い評価を受けます。

 

1985年に師事した石黒宗麿に続く「鉄釉陶器」の重要無形文化財保持者(人間国宝)認定されます。

 

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