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2023.02.17

◇ 作家紹介 ◇ 三浦小平二

 

 三浦小平二(みうらこへいじ)

 

 

1933年 新潟県に生れる。

1955年 東京芸術大学を卒業。加藤土師萌に師事する。

1964年 東京都国立市に築窯。

1973年 佐渡小平窯を継承。

1997年 「青磁」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

青磁は青~緑色に発色する青磁釉がかけられた陶磁器のことです。

後漢(1世紀頃)には浙江省に越州窯がおこります。青磁産地の中心地となった越州窯は後漢から南宋時代(12世紀)まで続きます。原始青磁とは異なり系統だった高度な技術が確立されたのは中国の越州窯からとなります。青磁の技法は10世紀ごろに朝鮮半島(高麗王朝)へ、17世紀には日本へと伝播してきます。

 

 

三浦小平二の生家は佐渡無名異焼の窯元であり、三代山田常山の孫、三浦小平の長男として生まれます。東京芸術大学美術学部彫刻科に入学し平櫛田中に指導を受ける。大学卒業後、加藤土師萌の元で陶技を学びます。

 

中近東や東アフリカ、中国・モンゴルなどアジア各国を巡り、各国の磁器の研究や自らの作品への投影に励んだ。特に、古代中国の皇室御用達であった国営陶磁器製作所が生み出す南宗官窯に強い影響を受け、無名異の土との類似点を見出し、目標としながら研究を重ねました。その末に佐渡の朱泥土の素地を轆轤成形で薄く挽き上げ、明るい青白色の青磁釉をかけるという独特な技法を開発する。

 

更に色絵を組み合わせ、人物や鳥、動物を描くという独自の作風を確立した。アジア・アフリカの風物をモチーフとしたものが多く見られ、これらは本人が「創作の原点」と語った海外への旅の影響といわれています。器そのものの形にも感性が反映されており、その現代的な感覚は陶芸の世界の新たな展開を示すとして注目され、国内のみならず海外でも高く評価されています。

 

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