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2023.03.28
◇ 作家紹介 ◇ 増田三男
増田三男(ますだみつお)
1909年 埼玉県に生まれる。
1929年 旧制浦和中学校(現浦和高等学校)を卒業する。
1936年 東京美術学校金工科彫金部研究科を終了する。
1944年 母校である浦和高等学校の美術講師を務める。
1991年 「彫金」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
増田三男は埼玉県北足立郡大門村に7人兄弟の三男として生まれる。埼玉県立浦和中学校を経て、20歳で東京美術学校(東京藝術大学)金工科彫金部に入学し、清水亀蔵(南山)、海野清らに学ぶ。彫金部を卒業後、さらに同美術学校金工科彫金部研究科にすすむ。
在学中に第14回帝展に「壁面燭台」が初入選する。研究科終了後は同校資料館で国宝をはじめとする文化財の模造制作に従事し、また柳宗悦が主宰した民芸運動に関心をいだき民芸論を研究します。
近代的な芸術観を持った陶芸家である富本憲吉に図案の指導を受け、写生の極意と個性の重要性を学び、以後生涯の師と仰ぎ、「模様から模様をつくるべからず」と謳った富本憲吉の基本姿勢を貫き通しました。
戦時中はとくに金属使用の規制があり金工作家はとくに苦境におちいったが、第3回新文展で入賞したことにより金属材料の配給を受け、その技術保存の立場から制作を続けることができました。また母校である浦和中学の美術講師となり、以後定年退職するまで30年以上にわたって木工芸の授業を担当した。
松田光男の作品は身近な草花や動物を写生し、優れた色彩感覚やバランス、新たな模様や図案で、生命感あふれる姿を、細やかな蹴彫りや布目象眼などの技法と金や銀の鍍金による彩金の技法によって季節感、自然感を豊かに表現し、高く評価されています。
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