
お知らせnews
2023.05.01
◇ 作家紹介 ◇ 林駒夫
林駒夫(はやしこまお)
1936年 京都府に生まれる。
1955年 人形師13代 面屋庄三(岡本庄三)に師事する。
1963年 能面打ち・北沢如意に師事する。
2002年 「桐塑人形」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
林駒夫は京都府京都市に生まれます。林家は代々料理旅館を営んでいたが、戦時中に旅館は廃業します。高校では能楽部に入り、狂言や謡のお稽古にも通います。高校卒業後、京人形司の十三世面庄に入門し、伝統的な技法である桐塑、和紙張りの技術を学びます。また、能面師の北沢如意に師事し、多種多様な演技の、表情の研究に打ち込みます。
制作当初は舞妓や童子などを題材にしていたが、次第に舞や歌舞伎など伝統芸能や中国、朝鮮半島の民族や風土に独自の解釈を加えたオリジナリティーの高い作品を制作します。
林駒夫は人形師や能面師の元で学んだ幅広い技術と公家や町衆の文化等の歴史風俗・古典文学に関する教養や、能・狂言・舞楽をはじめ伝統芸能への造詣が深く、それらの持つ世界観を人形表現の面にも見出し、格調と気品に富む人形を造形化しています。
京都の伝統美を受け継ぎながら桐塑人形を芸術の域にまで高めた作品は高く評価されています。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
大阪南美術会館では、骨董品・美術品の幅広いジャンルのお買取りを随時受け付けております。
お気軽にお問い合せ・ご相談いただければ幸いです。