お知らせ

お知らせnews

2023.05.13

◇ 作家紹介 ◇ 藤沼昇

 

藤沼昇(ふじぬまのぼる)

 

 

1945年 栃木県で生まれる。

1976年 竹工芸家・八木澤啓造に師事する。

2012年 「竹工芸」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

藤沼昇は栃木県大田原市に生まれる。行きつけの本屋で人間国宝である生野祥雲斎の『竹藝作品集』をみて、タケと人間が作り上げる“芸術”としての竹工芸作品に衝撃を受ける。30歳で竹工芸作家・八木澤啓造に弟子入りし、伝統的な竹工芸の技術を学びます。

もともと手先は器用で大工だった父から道具の使い方の手ほどきを受けていたこともあって、1年ほどですべて習得し、それ以降は作品集の写真を見ながら独学を続け、創作活動を活発に展開しながら更に研鑽を積み、竹工芸の技法及びその表現について研究を深めました。

 

独立後、タケの生命力を象徴する強靭さと素材の繊細さを強く認識し、この相反する要素を同時に表現することを創作テーマに掲げ、多様な編組技法を組み合わせて、伝統技法を踏まえながら独自の工夫を加え、精緻な網代編(あじろあみ)や繊細な束編(たばねあみ)などを駆使し、端正な編み目や千筋の透かしの効果を活かした作品を発表します。

 

藤沼昇の作品は、日本よりも早く、海外でアートとして認められ、生に結びつく「気」のエネルギーをイメージし、空間の広がりを内包したおおらかな造形と力強い意匠構成を特色とし、格調高く独創的な造形美が高く評価されています。

 

 

◇作家紹介◇一覧◇

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

大阪南美術会館では、骨董品・美術品の幅広いジャンルのお買取りを随時受け付けております。

お気軽にお問い合せ・ご相談いただければ幸いです。

買取案内ページ

お問合せページ