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2023.05.28
◇ 作家紹介 ◇ 灰外達夫
灰外達夫(はいそとたつお)
1941年 石川県に生まれる。
1956年 建具の修業を始める。
1977年 木工芸の創作活動に入る。
1980年 日本最大の大皿焼き上げに成功、ギネス世界記録に認定される。
1998年 石川県立輪島漆芸研究所の講師を務める。
2012年 「木工芸」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
灰外達夫は石川県珠洲市に生まれる。中学卒業後、建具の修業を始める。建具の製作に携わる中で、指物、挽曲等の木工芸技法を身につけます。その後、人間国宝である氷見晃堂の遺作展に感銘を受け、木工芸の創作を始める。師匠を持たず、たったひとりで試行錯誤を繰り返しながら、経験を積み重ねました。
「挽曲(ひきまげ)」とは神社の鳥居等に用いられた技法で、木材の薄板に鋸で挽き目を入れ、部分的に曲げて造形する技法である。
灰外達夫は特殊な鋸を用いて挽き目を入れ、精緻な多角形等を正確に表現し、神代杉や神代楡などを素材に用い、木目を表情豊かに活かした作品は高く評価されています。
制作は木工芸だけに留まらず、独学で陶芸をはじめ、日本最大の径1,82m(当時ギネス世界記録)の大皿焼き上げに成功します。その後、日本最大の陶板焼き上げにも成功します。
「デザインありきではなく、まず技術ありきであり、技術がデザインを作る」という言葉を残しています。
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