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2023.02.12
◇ 作家紹介 ◇ 富本憲吉
富本憲吉(とみもとけんきち)
1886年奈良に生まれる。東京芸術大学を卒業後、イギリスに留学し工芸への知見を広める。帰国後、バーナード・リーチと出会い、交友を深めてゆく。
1915年には故郷奈良に本窯を築き創作図案による本格的な作陶を始める。
1926年に東京世田谷に居を移し窯を築く。この頃から染付や赤絵磁器に新境地を開いて高く評価され芸術院会員となる。
1955年に重要無形文化財「色絵磁器」保持者として人間国宝に認定、前年の文化財保護法改正によって新設された重要無形文化財の保持者認定制度発足後に最初に認定された人間国宝の一人である。晩年の1961年には文化勲章を受章している。
富本憲吉は深い学識のうえに極めて旺盛な研究心を持ち続け、工芸意匠についての広い知識を蓄えながら、常に新たな写実からの図案の創作・適用を図り、技法面にも多くの新境を開いた。明治以後に出た最もすぐれた陶芸家の一人である。
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