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2023.02.12
◇ 作家紹介 ◇ 松田権六
松田権六(まつだごんろく)
1896年 石川県生まれ。7歳より仏壇職人の兄に蒔絵漆芸の手ほどきを受ける。
1943年 母校である東京美術学校教授に就任し、以後36年間にわたって教鞭を取る。
1955年に、漆を塗った上に金銀粉をまいて模様を表す「蒔絵」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
1963年に文化功労者、1976年には文化勲章を受章する。
漆芸の第一人者であり、加賀蒔絵の伝統を踏まえつつ、螺鈿(らでん)や平文(ひょうもん)などの古典技法を現代化させ、近代漆芸に偉大な芸術世界を築き上げた作家です。
東京美術学校で教授を務めるかたわら、日本工芸会を設立して、日本伝統工芸展をスタートさせるなど、後進の育成にも力を注ぎました。また、中尊寺金色堂の保存修復や、正倉院宝物の調査など、文化財保存事業にも尽力しました。
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