荒川豊蔵（あらかわとよぞう）

1894年に岐阜県で生まれる。

1919年 京都の宮永東山を知り、本格的に陶芸の道に入る。

1923年には京都伏見の宮永東山窯の工場長となり、翌年東山窯に寄宿した北大路魯山人を知る。

1927年 魯山人が北鎌倉に築窯していた星ケ岡窯に招かれ、同地に移住。魯山人らと古窯跡を発掘調査し、志野や織部、黄瀬戸、瀬戸黒などの桃山茶陶が美濃で焼かれたことを確信。陶芸史上でも重要な発見となるとともに、以後古陶の復元に情熱を傾ける。

1955年 志野と瀬戸黒の技術保持者として重要無形文化財（人間国宝）に認定され、1971年には文化勲章を受章。

彼が陶工として飛躍を遂げたのは、1927年に北大路魯山人の主宰する星岡窯に招かれてからである。ついで1930年に故郷の岐阜県可児市大萱に桃山時代の志野陶の名窯を発見、この地に古式の半穴窯を築いて古志野、瀬戸黒の制作に没頭し、その力量を桃山時代の美濃陶を現代に蘇生させることに注ぎ、現代を代表する茶陶作家となる。

→◇作家紹介◇一覧◇

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

大阪南美術会館では、骨董品・美術品の幅広いジャンルのお買取りを随時受け付けております。

お気軽にお問い合せ・ご相談いただければ幸いです。

→買取案内ページ

→お問合せページ