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2023.02.13
◇ 作家紹介 ◇ 金重陶陽
金重陶陽(かなしげとうよう)
1896年 岡山県で窯元・金重楳陽の長男として生まれる。
1956年 備前焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。
備前焼の名門六姓(金重・森・木村・大饗・寺見・頓宮)の一つである金重家に生まれ、父の楳陽(ばいよう)のもとで、置物や動物の細工物を学び、若くして名声を博し細工物の名手として知られます。
1930年 荒川豊蔵が桃山期の志野が瀬戸ではなく美濃で焼かれたことを証明して一大ニュースとなり、このころから陶芸家や収集家は桃山陶への関心を強めていきます。30代半ばの陶陽は古備前の再現を日々試みていました。この時期からロクロ師へと転身して古備前の土味を研究し、桃山調備前の土味を出すことに成功。
また陶陽の交流は実に幅広いもので、川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休和、加藤唐九郎、石黒宗麿、小山富士夫、魯山人、イサム・ノグチなど彼らが備前焼を世に知らしめる役割を果たしています。
江戸時代中期以降伊万里焼や九谷焼などに押されて人気を失っていた備前焼を再興させることに成功し「備前焼中興の祖」と称される。また、自らが優れた陶工であっただけでなく、多くの弟子を育て、その中から次々と人間国宝を輩出するなど備前焼の歴史上果たした功績は計り知れない。備前の陶工として初めての人間国宝となる。
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