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2023.02.21
◇ 作家紹介 ◇ 加藤土師萌
加藤土師萌(かとうはじめ)
1900年 愛知県に生まれる。
1914年 愛知県窯業学校助手を務め、日野厚に陶芸図案を学ぶ。
1926年 美濃に移り岐阜県陶磁器試験場に勤務、研究と作陶を行う。
1940年 横浜市日吉に築窯する。中国 明時代の黄地紅彩を復元する。
1955年 東京芸術大学陶芸科の初代教授に就任する。
1961年 「色絵磁器」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
1966年 日本工芸会理事長就任する。
加藤土師萌ははじめ陶芸図案家を志し,のち作陶に入る。技師として勤め、図案の改良や陶磁器の材料・制作技術の研究に取り組みながら、作品を発表し、1937年にパリ万博に出品した作品のうち「指描沢潟文大皿」がグランプリを受賞する。
古窯跡を調査して古陶磁への見識を高め、中国・朝鮮古陶磁に対する技術解明へと追究は進み、晩年にはとくに色絵磁器、金襴手、青白磁など中国陶磁を手本として作陶を独創的に展開する。
とりわけ中国色絵磁器のなかでも最も難しいとされた「黄地紅彩」や「萌葱金襴手」などを再現し、富本憲吉とともに色絵磁器における双璧と称され、色絵磁器の世界に一作風を確立した。
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