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2023.03.02
◇ 作家紹介 ◇ 福島善三
福島善三(ふくしまぜんぞう)
1959年 福岡県に生まれる。
1992年 小石原焼の窯元「ちがいわ窯」の十六代目を襲名する。
2017年 「小石原焼」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
福島善三は福岡県朝倉郡東峰村に生まれる。大学卒業後、家業の300年以上続く小石原焼窯元「ちがいわ窯」に従事する。幼少期より祖父や父が働く作業場に入っては、空いているろくろを使って遊んでいたといいます。大学在学中には全国の窯巡りをし、そこで幼い頃から見続けてき祖父や父たちの窯のレベルの高さを再認識し、大学を卒業すると小石原村に戻り、本格的な修業に入ります。
小石原で採れる材料でこれまでになかった物を作り出すという信念のもと、独学で釉薬の勉強を始め、原料の調配合と向き合い、陶土づくりから焼成まで1人で手作りをした。その成果は陶芸の修業開始から6年経った28歳の時の「日本伝統工芸展」入選を皮切りに数々の受賞歴が物語っています。
その魅力は、形の美しさと、天然素材を使って自身で生み出す釉薬の色合いです。小石原焼特有の「飛鉋」や「刷毛目」といった伝統技法を生かしながら、鉄釉や赫釉、あるいは中野月白瓷など多彩な技法で伝統と創造を両立し、研ぎ澄まされた感性で紡ぎ上げる作品の数々が高い評価を受けています。
「自分の山を掘って土選びから始め、土をつくり、ろくろで成形し、釉薬も試行錯誤を重ねる。すべて手作り。そんな小石原焼の良さを感じてほしい。」と語っています。
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