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2023.03.07

◇ 作家紹介 ◇ 磯井如真

 

磯井如真(いそいじょしん)

 

 

1883年 香川県に生まれる。

1956年 「蒟醬」(きんま)の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

磯井如真は香川県高松市に生まれ、香川県立工芸学校を卒業後、大阪山中商会で中国漆器の修理などに携わり、漆工芸技術を習得した。

26歳の頃に高松に戻り、製法が絶えて久しかった香川漆器を独自研究を重ねて復興し、讃岐漆芸の中興の祖と称される。香川漆器の創始者・玉楮象谷の蒟醤(きんま)の線彫りを点で彫った「点彫り蒟醤」を創案する。

 

蒻醤とは、タイ、ビルマ地方において特異な発達を遂げた技法であり、漆の面に刀で模様を線彫しその中に色漆をうめて模様を表現する方法である。わが国では江戸時代後期に名工 玉楮象谷が製作し、以来高松地方の特殊漆芸として伝承されました。

 

磯井如真は蒟醤の技術を応用し、点彫り蒟醤という技法を編み出しました。従来の技法は線彫りによりくっきりとした線でしか表現できませんでしたが、彫り方を点にすることで強弱のある線ができ、ぼかし効果や奥行きと立体感を表現することに成功し蒟醤の新たな表現を開拓しました。

 

また復活させた讃岐漆芸を後生に広める活動に取り組み、弟子には三男の磯井正美や太田儔がおり、いずれも「蒟醤」の人間国宝に認定されている。

 

 

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