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2023.03.11
◇ 作家紹介 ◇ 山下義人
山下義人(やましたよしと)
1951年 香川県に生まれる。
1970年 磯井正美に師事する。
1976年 田口善国に師事する。
2013年 「蒟醤」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
山下義人は高松市に生まれ、高松工芸高等学校および香川県漆芸研究所で学んだ後、ともに人間国宝となる磯井正美に蒟醤(きんま)を、田口善国に蒔絵を学ぶ。
1981年には自身も学んだ香川県漆芸研究所で指導員として後世の育成に励みながら自身の製作活動も進め数々の賞を受賞します。桂宮宜仁親王殿下が山下義人の美国工房を視察された際自身の作品を献上した事で、山下義人の名が多くの人々に知れ渡るようになります。
山下義人の作風は、自然の微妙な生動を詩情豊かに表現するものであり、その作品の特徴は幅広い彫りと色埋めを丹念に繰り返す蒟醬の技法で、濃色から淡色に至る数十色の色漆を塗り重ねるなど、色漆のグラデーションを活かした緻密な表現を行う。また蒔絵を併用するなどの工夫を加え、自然の形象を主題に個性的な意匠の作品を制作するなど季節の表情を豊かな色彩で表現し、高い評価を得ています。
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