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2023.04.15

◇ 作家紹介 ◇ 奥山峰石

 

奥山峰石(おくやまほうせき)

 

 

1937年 山形県に生まれる。

1952年 笠原宗峰に師事する。

1964年 独立する。

1977年 田中光輝に師事する。

1995年 「鍛金」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

奥山峰石は山形県新庄市に生まれます。本名は喜蔵。中学校卒業後に上京し、杉林美術銀器製作所に住み込みで就職し、鍛金家・笠原宗峰師に師事します。27歳の結婚を機に、職人として同製作所から独立し、主に銀製カトラリーや銀製トロフィーなどを製作します。40歳から創作鍛金家の道を歩み始め、鍛金家・田中光輝に師事する。以来毎年展覧会に出展し美術工芸作家としての地盤を確固たるものにします。

 

鍛金とは、金属の一枚板を金槌で打ちながら器物を成形する、金属工芸の技法の一つです。成形した器物に文様を表現する技法として奥山峰石が得意としたのは、「切嵌象嵌(きりばめぞうがん)」と「打込象嵌(うちこみぞうがん)」です。

切嵌象嵌は、器物本体の文様部分を切り抜き、そこに別の金属で作った同様の文様を嵌め込む技法です。器物の内側にも、外側と同形の文様が表れます。

打込象嵌は、器物本体とは別の金属を糸鋸で切り抜いて文様を作り、それを木槌と金槌で叩いて本体に埋め込む技法です。

 

奥山峰石は、「切嵌象嵌」「打込象嵌」というふたつの技法における圧倒的な技術により、金属の凛とした形と輝きの中に、豊かな自然の美を映しだす独自の作風を確立し、高く評価されています。

 

 

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