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2023.04.21

◇ 作家紹介 ◇ 大角幸枝

 

大角幸枝(おおすみゆきえ)

 

 

1945年 静岡県に生まれる。

1969年 東京藝術大学卒業後、鹿島一谷、関谷四郎、桂盛行に師事する。

2015年 「鍛金」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

大角幸枝は静岡県掛川市に生まれます。24歳で東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業し、鹿島布目の技術で有名な鹿島一谷や、柳川派12代目として知られている桂盛行、打出や接合せの技法に突出した関谷四郎に師事し、「鍛金・彫金・布目象嵌」など高度で広範な金工技法を修得します。

 

 作品の多くは器や茶道具、書道具で生活の中で使ってもらえる事を信条とし、伝統文化の中で使用される器物や、生活空間を演出する造形を心掛けて制作しているという。

「鍛金による日常で使われる道具作り」というのは大角幸枝自身が海外に目を向けてきた事が起因します。駆け出しの時からシルクロードや中東と言った海外の工芸品に触れ、また昭和63年に文化庁芸術家在外研修員として、イギリスに1年間滞在していた経験があり、そういった中で学んだのは、海外では金属製ものが生活道具として当たり前に使われているという日本にはない文化でした。

 

大角幸枝は、鍛金技法で成形した器に、布目象嵌を主とした彫金の伝統技法により、流れるような文様で、波や風、雲や流水といった、動いているものや形の無いものをモチーフとして自然の情感を表現しています。

その作品はじっと見ていると、水面がゆらゆらと動き出す。波音が聞こえてくる。昇ってくる太陽が周囲を温かく照らす。そんな風に、冷たく硬いイメージの金属が、ひと肌の様なぬくもりさえ感じられる情感に富んだものとなり、高い評価を得ています。

 

 

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