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2023.04.25

◇ 作家紹介 ◇ 堀柳女

 

堀柳女(ほりりゅうじょ)

 

 

1897年  東京都に生まれる。
1930年  竹久夢二らと人形制作グループ「どんたく社」を結成する。
1934年  野口光彦、鹿児島寿蔵らと甲戌会を結成する。
1955年  「衣裳人形」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

堀柳女は東京都港区に生まれる。実家の柿内家は旧佐倉藩士であり、四歳の頃に堀家の養女となる。22歳の頃より荒井紫雨に日本画を学び、次いで少女雑誌に絵を応募したことから竹久夢二を知り、書生としてアトリエに出入りするようになります。ここで夢二を中心に集まるグループの芸術思潮に影響を受け、人形作りを始めます。

その後、野口光彦、鹿児島寿蔵らと甲戌会を結成して、伝統に根ざしつつ独自の芸術として人形作りを行う「創作人形運動」に取り組み、おもちゃでしかなかった人形を芸術の位置に高めました。また、のちの人間国宝・野口園生も門下生として通った「堀柳女人形塾」を経営し後進の育成にも力を入れました。

 

作品の多くは大きな仕草はなく、穏やかで内面が滲み出るような存在感のある人形が特徴で、生来の旺盛な研究心と鋭い感性で、繊細で叙情性あふれる作品を次々と発表しました。

また、特にこだわりを見せている衣装には、幼い頃から収集してきた「裂地」と呼ばれる袈裟や茶道具などに使われる大陸から伝来した伝統織物が使われています。そして、衣装だけに留まらず、髪飾りから履物まで何もかもにこだわり、自分の手作りで柳女ならではの世界を創りあげ、高く評価されています。

 

 

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