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2023.05.14

◇ 作家紹介 ◇ 大野昭和斎

 

大野昭和斎(おおのしょうわさい)

 

 

1912年 岡山県に生まれる。

1926年 父で指物師の片岡斎三郎に師事する。
1935年 文人画家・柚木玉邨に師事し、「昭和斎」の号を授かる。
1974年 木創会を設立する。
1984年 「木工芸」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 

 

大野昭和斎は岡山県総社市に生まれる。本名は片岡誠喜男(せきお)。14歳で父の指物師・片岡斎三郎に師事します。職人気質に徹した父は、年少の我が子にも厳しい態度で接し、指物や象嵌など自分の持つ木竹工芸の技術の全てを仕込みました。

 

23歳の頃、岡山の文人画家・柚木玉邨(ゆのきぎょくそん)にその才能を見いだされ、絵画・芸術・文化など全般的な指導を受けます。玉邨は「昭和の名人たれ」の期待を込めて「昭和斎」の号を送ります。

 

桑、ケヤキ、檜、黒柿、黄楊木、肥松、紫檀、黒檀など数十種の和唐木を使用し、指物、刳物、木象嵌など各種の技法を巧みに組み合わせ、伝統技術の継承とともに現代的な造形感覚を盛り込んだ作品を制作し、後年には木目に金箔を擦り込む独自の杢目沈金技法(もくめちんきん)を完成させます。

 

大野昭和斎は昭和最後の優れた名工として、その作品は多くの人々に愛され、高く評価されています。

 

 

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