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2023.06.25
◇ 作家紹介 ◇ 大坂弘道
大坂弘道(おおさかひろみち)
1937年 鳥取県に生まれる。
1959年 東京学芸大学美術学科を卒業する。
1971年 本橋玉斎、氷見晃堂、竹内碧外に師事する。
1980年 宮内庁より正倉院宝物「紫檀木画箱」の復元摸造の依頼を受ける。
1997年 「木工芸」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
大坂弘道は鳥取県倉吉市に生まれる。東京学芸大学卒業後、中学校の美術教師をしながら木工製作を独学し、34歳から海野建夫、本橋玉斎、氷見晃堂、竹内碧外らに師事し教えを受ける。
唐木指物などの木工画法を得意とし、華麗な装飾が特徴である。木工画法は複雑な文様の木画にさらに象牙や水晶、金、銀などの材料を象嵌していく技法であり、高度な技術力を必要とします。
1980年には、大坂弘道の高い技術が認められ、宮内庁から正倉院宝物の復元摸造の依頼を受け、7年以上の歳月をかけ宝物「紫檀木画箱」の複製を完成させます。
以来、正倉院宝物の調査、研究は30数年に及び、失われた技法を復元した「錫象嵌」は唐草や花鳥の文様を精緻に象嵌する表現へ進化させ、それまでの伝統木工にはなかった染めと金属象嵌と透かし彫りを一つの作品にアレンジするといった独自の表現、独特の雰囲気を醸し出していきます。
大坂弘道の作品は、時空を超えた不思議な造形感覚に溢れており、高く評価されています。
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